組み込みエンジニアがラズバイでログ取得と可視化までやって感じたこと

firstimpression_with_raspi5 仕事

ラズパイ(Raspberry Pi 5)を使って個人でのIoT開発を始めるにあたり、まずは温度データの取得から可視化までを一通り試してみました。実際にやってみると、「とりあえず動かす」だけでは見えてこないポイントがいくつかありました。

■やってみたこと
・温度センサーからデータを取得
・一定間隔でCSVにログを保存
・ログデータをグラフ化

■ なぜログ取得から始めたのか
ラズパイは「まず動かしてみる」と言われることが多いですが、起動確認だけでは使いどころが見えてこないと感じました。

組み込み開発では、デバイスからデータを取得し、ログとして残し、それをもとに解析・検証するという流れが基本になります。そのため、最初の一歩としても「データ取得 → ログ → 可視化」まで一度通しておくのが適切だと考えました。

■ 実際にやってみてつまずいた点
普段から似たようなことをやっているつもりでも、環境が変わると意外と手間取るポイントが多くありました。
・ラズパイへのアクセス方法(直接接続、SSHなど)
・開発環境の構築(Python、WSL2など)
・ログ出力の方法(ライブラリの扱い方)
・可視化の方法(ラズバイ環境ではそのまま表示できない)

特に可視化については、「画面が出ない」という初歩的なところで詰まり、環境によってやり方を変える必要があることを実感しました。

■ やってみて感じたこと
今回一通り試してみて感じたのは、「データを取ること」よりも「どう残して、どう扱うか」の方が重要だということです。

単にセンサー値が取得できるだけでは、その場の確認で終わってしまいますが、ログとして残しておくことで、後から見返したり、変化を分析したりすることができるようになります。また、可視化についてもラズパイ単体で完結させるのではなく、別環境(今回の場合はWSL2上のUbuntu)で処理した方が扱いやすい場面が多いと感じました。

■ まとめ
IoT開発の最初の一歩としては、「データ取得」だけで終わらせるのではなく、ログ保存や可視化まで含めて一連の流れを作っておくことが重要だと感じました。「動いた」だけで終わらせず、「あとから使える状態にする」ことが、次につながるポイントになりそうです。

次はログの設計について、もう少し整理してみたいと思います。


組み込みエンジニアとして30年以上、C/C++やLinuxを中心に開発しています。
現場でのトラブル対応や設計判断の経験をもとに、実務で詰まりやすいポイントを中心に発信しています。
同じように現場で詰まっている方の参考になればと思っています。

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