私は定年を目前にして第二種電気工事士の資格を取得しました。
■なぜ第二種電気工事士を受験しようと思ったのか
定年前に自分の幅を広げておきたいと思ったのがきっかけです。組み込み開発者としてハードウェアを使って仕事をしてきましたが、電気関連の基礎的なことを学びなおしたいと思っていました。私は大学で工学部の電気・電気工学科を卒業しているのですが、今まで電気に関してあまり学んでこなかったという心残りがありました。やるのなら定年前の今だなと思ったのです。
■苦労した点
第二種電気工事士の試験は学科試験と技能試験があります。平日は会社で仕事をしているので、試験勉強にかける時間は限られています。学科試験の方は通勤中に対策本を読んで、毎日こつこつ暗記をして無事合格できました。大変だったのが技能試験の方です。
技能試験は制限時間40分で配線を完成させる実技試験です。学科試験合格後は、ほとんどの土日を練習に費やしました。しかし思うように上達せず、1回目は不合格でした。その後も練習を続け、約1年かけてようやく合格することができました
■技術者として感じた電気工事とソフトウェア開発の共通点
合格後に振り返ると、電気工事とソフトウェア開発には共通点があると感じました。設計や知識だけでは十分ではなく、手が自然に動くまで反復練習を重ねることが重要です。ソフトウェア開発でも、デバッグや設計は経験を積むことで初めて身に付きます。電気工事の技能試験もまったく同じで、「頭で理解していること」と「実際にできること」は別物でした。
■まとめ
この資格だけで仕事の幅が劇的に広がるわけではありません。しかし、ソフトウェアだけでなく電気の基礎を体系的に学び直したことで、IoTや組み込み開発をより広い視点で捉えられるようになりました。これからはPythonやRaspberry Piなども活用しながら、ソフトとハードの両面から技術を楽しみ、発信していきたいと思っています。
組み込みエンジニアとして30年以上、C/C++やLinuxを中心に開発しています。
現場でのトラブル対応や設計判断の経験をもとに、実務で詰まりやすいポイントを中心に発信しています。
同じように現場で詰まっている方の参考になればと思っています。
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